愛媛大学大学院医学系研究科 病因病態領域 救急医学
愛媛大学医学部附属病院 救急科
Ehime University Graduate School of Medicine / Ehime University Hospital
Department of Emergency and Critical Care Medicine
【後期研修修了者の声】
私は、愛媛大学医学部附属病院救急部と大阪府立泉州救命救急センターで後期研修を受けました。入局した愛媛大学救急部は、後期研修での国内留学が慣例であり、私もその慣例に従い、希望であった大阪府立泉州救命救急センターで後期研修の約半分を過ごしました。後期研修の期間をどう過ごすかは、後期研修後にどのような医師になるか、またはなりたいかという点に大きく影響すると思います。
当時、愛媛大学救急部の医局員が5名であるのに対して、大阪府立救命救急センターには20名を超えるスタッフが在籍していました。人数にこれ程の差があると当然ながら診療および当直体制も大きく異なっており、両施設で研修を行えたことは大変有意義であったと思います。後期研修で指導していただいた先生は、みな救急医でしたが、そのバックグランドは、脳神経外科, 整形外科, 消化器外科, 小児科, 産婦人科など様々でした。
救急医療にとって多様性は非常に重要と考えています。後期研修の期間にその多様性を垣間見ることができたことは、自分自身にとって良かったように思います。自分がどの科に進むべきかすでに決まっている先生は別として、まだ迷っている先生方にとって、もちろん、将来、救急医になるかどうかは別として、現在行われている救急医療の多様性に触れることのできる愛媛大学救急部の後期研修は、選択肢のひとつかと思います。
平成19年卒 M.O.