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救急医学教授/救急科長 

     相引眞幸(あいびきまゆき)

ご挨拶

 

 愛媛大学病院救急科は、平成7年に四国で初めて訓令化された救急医学講座を基盤としています。現在、14床のICU2と、3次救急までカバーする救急外来を運営し、入院から退院まで診療する完結型救急医療を展開しています。平成19年に、白川洋一初代教授の後を受け、私が責任者となり、院内のみならず院外活動にも精力を傾注しています。

 

 当施設は、救急専門医認定施設であると同時に、愛媛県内唯一の救急指導医認定施設です。診療内容は、外傷、中毒、ショック、敗血症などを取り扱い、入院から退院まで診療する完結型救急診療を行っています。院外では、救急医療の重要な課題である、病院前救護におけるMedical Control、緊急被ばく医療、災害医療支援チーム(DMAT)などの各事業において中心的役割を果たしています。

 

 取り扱い疾患は、多発外傷(頭部、胸部、腹部、顔面、四肢の各外傷)、中毒、熱傷、環境因子による疾病(高体温症、低体温症、減圧症)、急性呼吸循環不全(ショック、敗血症、肺梗塞など)、心肺停止などです。本院実績として、救急車搬入台数は、年間650台前後で推移おり、その入院率は約80%で、ほとんど重症者が搬送されています。愛媛県下の全地域からの紹介患者されることが多く、今後、ヘリコプター搬送などを活用し、県下全域からの重症例を集約しようと努力しているところです。

 

 医療が専門化し縦割り志向の中で、一方で横断的医療の需要も高まってきています。その横断的医療の中心的役割を果たすのが救急医であり、今後も救急医の必要性が高まるでしょう。その意味で、大学病院として優れた救急医を育成し、増加させることが我々の責務です。他方、地域に対しては、地域医療再生の一役を担うため、広域搬送等によって、多発外傷や急性呼吸循環不全などの重症者を集約する高度救命救急センターの実現を目指しています。これらの目標達成のため、高志諸氏の参加を待っています。

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